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アメリカのパン

アメリカは数多くの民族で形成されているために、色々な国のパンが混じり合い、それらをアメリカ流にアレンジしたものになっています。

プルマンブレッド
Pullman bread
従来の食パンは箱に詰めて、蓋をしないで焼成する山型でしたが、蓋をして生産効率を上げ、量産化できるようにと、アメリカで角型の食パン「プルマン」が開発されました。
名前の由来は、プルマン社の汽車の形に良く似ている事から付けられたそうです。
コーヒーケーキ
Coffee cake
コーヒーによく合うパンとしてこの名前が付いたようです。
大変リッチな配合で作られ大型に焼き上げます。
ケーキのように口溶けがよく華やかな菓子パンです。
スイートロール
Sweet roll
名前の通り甘い菓子パンのことです。
イギリスのスイートバンズが、アメリカに渡ってよりリッチになった、という説もあります。
配合を見ると、日本の菓子パンよりもフランスのブリオッシュに近く、卵、油脂、乳製品を多く使っています。大変口溶けがよく、色々なフィリングとあわせることで、お菓子に近いパンになります。
コーヒーケーキが大型の菓子パンで、その小型がスイートロールといえるでしょう。
ブラウンサーブ
Brownserve
アメリカで確立された製法で、半焼きパンと言われています。
パン生地は普通に作りますが、焼成の時色がつく手前で終えます。
それを冷凍保存し、最終的に店舗で提供するときに焼き色が付くまで焼きます。また最近ではアメリカでもパニーニが流行し、この白焼きパンをパニーニ専用グリルで焼成して提供するやりかたが生まれています。
製パンの技術者がいないところやレストラン等でこの製法は、かなり認知されるようになっています。
クラブハウス・サンドイッチ
Clubhouse Sandwich
3枚のトーストしたパンを使って、その間にぎっしりと具を詰めこんだアメリカのボリュームあるサンドイッチです。正式には、アメリカン・クラブハウス・サンドイッチといいます。